中国料理や朝鮮料理で有名な冬虫夏草

中国や朝鮮半島では伝統的に冬虫夏草を使った料理が珍重されてきました。

近年では、運動競技で国際的な記録を作った中国人選手達が、そのエキスを配合したドリンクを飲んでいたと専ら話題になりました。

古くは、中国の皇帝や貴族が滋養強壮と不老長寿に効果があると、冬虫夏草を使った料理を食していたそうです。

そんな伝統的な料理を日本でも四川料理を提供している店で食べることが出来ます。

ホテルの有名シェフなどが何時間もかけて薬膳として作ったりしていますね。

四川料理で有名なのはアヒルの肉と冬虫夏草を蒸したり煮出したりして作るスープで、豚肉なども加えながら丁寧に濾して澄んだスープにします。

見た目には蛾の幼虫の乾燥した物が浮いているので、大抵の人は初めて見てた時はギョッとします。

私も最初は不気味に思いましたが、琥珀色の澄んだスープは意外にも癖がなく冬虫夏草が入っていると謂われなければ分からないくらいです。

紹興酒や漢方薬のような香りが加わって、とても上品で美味しいですよ。

冬虫夏草とアヒルのスープは、一般の家庭でも鶏肉で作ることが可能です。

もし粉末などに加工していない冬虫夏草が手に入ったら、1人あたり2本程度あれば良いので骨付きの鶏もも肉等と煮込んでみましょう。

材料は1人あたりで鶏肉が100グラムに、旨味を出す為の干し貝柱が2分の1個とロースハム少々です。

これにタケノコや干し椎茸やショウガやネギを加えて中華スープで煮ます。

ポイントは丁寧にアクを取ることで、紹興酒は是非加えたいもの。

コラーゲンたっぷりですし、ナツメやクコの実や粉末の朝鮮人参を加えれば立派な薬膳に。

スッポンやウズラ肉があれば一層本格的な味を楽しめます。

朝鮮半島では、アヒルではなく亀やスッポンで作った冬虫夏草のスープがあるそうです。

薬用酒にするならホワイトリカーに浸して1週間ほどで飲めるようになります。

スープ以外では、から煎りした冬虫夏草をミルで粉砕して溶き卵に加えてオムレツにするのもお勧めです。

粉末状ならショウガや砂糖と共に紅茶に入れて飲むのもお手軽です。